国境なき医師団・新型コロナウイルス感染症危機対応募金へ寄付を行ないました

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 共同贈与コミュニティ新しい贈与論(代表:桂大介)は、認定NPO法人国境なき医師団日本の開設した「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」に対し43万円の寄付を行ないました。

 新しい贈与論では毎月会員の投票により決定される寄付である共同贈与を行なっており、3月が6度目となります。今月は認定NPO法人国境なき医師団日本、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク、NPO法人若者の進学応援プロジェクトの3団体が候補にあがり、中西健輔の推薦した国境なき医師団が最多票を得ました。

 投票にあたり会員よりあがった理由の一部を抜粋し紹介いたします。

  • 随分と前から国境なき医師団の名は知っているし、その活躍も度々メディアを通じて知っています。とはいえ、尊敬するものの遠い世界のように思っていたことも事実で。寄付を通じてわずかながらでも関わりを持てると思うとそれはそれでいいかなと思い…。(中島真)

  • 全体最適の中で解決されづらい課題にアクセスする団体だから。自分の大切な人が上記三つのそれぞれの課題の当事者であることを想像した時、一番はじめに寄付するのが国境なき医師団だと思います(中村多伽)

  • 国境なき医師団を第一希望と推薦した理由は、素直に健康に直接繋がる医療福祉は大切であると思ったから。パンデミックや異常気象が広がる現代だからこそ、社会福祉の原点である物理的健康の保証に、今一度寄付というカタチで寄与したいと考えた。(杉田翔栄)

  • 生命に関わる活動を長きにわたり中立的に実施し、実際に実績もあることから、国境なき医師団に支援したく、投票しました。コロナウイルスにおいても、国境を超えた情報・データの共有を含めて重要であるとの認識で、こうした国境を超えた医療ネットワークの存在の重要性を再認識しています。(Sho T)

  • どれも重要なテーマを扱っており、メディアやネットワーキングの重要性は言わずもがななのですが、国境なき医師団にはより信頼性が感じられたという消去法的選択と、推薦文の「実際の致死者が発生するのは、生活窮困者たち」という問題意識には大いに共感するところがあり、国境なき医師団を1位にしました(鈴木悠平)

  • 「コロナウィルスに感染してもある程度は大丈夫だろう」と無意識に思っている自分がいました。それは日本という国に住んでいるという前提があるからであって、まったく当然のことではないと国境なき医師団が行なっている支援を調べて思い知りました。(辻本達也)

  • 喫緊の必要性から選びました。今後コロナの長期化が見込まれるため、第三セクターの立場で国をまたいで人命救助を行う団体の活動がより重要になると思っています。時期的にタイムリーなこともあり国境なき医師団にいたしました。(石田哲大)

  • 活動報告を読むと、まだウイルスの動態がわかりきっていない中で模索も多そうな様子。なにか力添えできるのであればと思います。 数年前アウトブレイクしたエボラ出血熱も未だに再燃しており、現在コンゴにて流行中。世間の話題如何にかかわらずこうした領域でも活動している点も付記したいです。 参考)https://www.msf.or.jp/news/detail/pressrelease/cod20200306.html (河原塚有希彦)

  • 先日、たまたま家族で買い物中に、国境なき医師団の募金活動に出会い、話を聞くことができました。少ない正規スタッフで、多くのボランティアの医師や非医療スタッフを世界に派遣しておりそのインパクトに改めて感銘を受けました。彼らは主に個人からの月額寄付で活動しているとのこと。共感する個人からの継続支援がベターだと思いますが、一定の大きな額での支援も効果的だろうと思い、この度一票を入れたいと思います。(中村真広)

  • 新型コロナウイルスが医療の不足を深刻な危機にしてしまうのを見て、地道に格差をならす試みは大事だと改めて感じます。って言ってるだけではなく自分も何かしなければ、と思います。(大豆生田笙)

  • 今回は、新型コロナウイルス感染症にまつわる世界的な状況に鑑み、「国境なき医師団」を第一候補とさせていただきます。平時であれば、中長期的に活動資金が必要とされる「若者の進学」を第一希望としていたでしょう。しかし、 各国が封鎖政策に傾倒していくなか、ただでさえ医療環境や生活環境の整備が不十分な難民の方々への対応は特に緊急度が高まっていくと想定されます。まとまったお金を寄付することで、喫緊で医療が必要にもかかわらず、十分に提供されていない方々への支援が可能なはずです。対症療法かもしれませんが、いまは緊急時と捉えて対処すべきだと考えました。(小池真幸)

  • 自分が推薦するときに迷った団体で、これから開発途上国で新型コロナウイルスが流行したときにも重要な役割を果たすと思うので。(南浩昭)

 新しい贈与論は今後も共同贈与という形の寄付を毎月続けて参ります。時折新規会員も募集いたしますので、ご興味をもたれた方はニュースレターへご登録ください。



運営

法人名     一般社団法人新しい贈与論
代表理事    桂大介
設立      2019年8月1日
ウェブサイト  https://theory.gift
連絡先     info@theory.gift
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 「新しい贈与論」は寄付や贈与についてみなで学び、実践してゆくコミュニティです。オンラインの交流をベースに、時折イベントや勉強会を開催します。個人主義や交換経済が蔓延り、人間や人間的関係がますます痩せ細ってゆく現代において、今一度、贈与という観点から社会について考え行動する場をつくりたいと思います。