特定非営利活動法人 earth treeへ寄付を行ないました

新しい贈与論は、特定非営利活動法人 earth treeに88万円の寄付を行ないました。

新しい贈与論では毎月会員の投票により宛先を決定する共同贈与を行なっています。今月は「コンヴィヴィアリティ」をテーマに推薦を募集し、「認定特定非営利活動法人ハーモニーネット未来」「一般財団法人徳積財団」「特定非営利活動法人 earth tree」の3候補があがり、 佐藤真陽・古賀翔子の推薦した特定非営利活動法人 earth treeが最多票を得ました。

推薦文は以下の通りです。

カンボジアの農村部で、ひとつの「村」が生まれつつあります。NPO法人earth treeは、カンボジアの貧困や教育課題の解決のために活動を行っています。団体の活動拠点の「earth treeビレッジ」は、学校、工房、農場、レストラン、宿泊施設、遊び場が一体となった複合拠点です。そこでは、子どもたちが学び、大人が竹を編み、日本からの旅行者が訪れ、食事を共にし、生活の営みすべてが混ざり合っています。活動拠点にあるバンブーベースは村人たちが協力して竹を組み、カンボジア最大の竹建築が少しずつ形になって建設されました。私たちはコンヴィヴィアリティを、「完璧じゃない、みんなで手探りする」ものだとイメージしました。earth treeの活動はまさにコンヴィヴィアリティの本質です。自分たちで手を動かすという「手触り感」があります。日本人スタッフも現地の村人も、ともに汗を流し、試行錯誤しながら村をつくる活動をしています。

 カンボジアは1970年代から90年代の内戦で知識人の多くを失い、教育の再建が長年の課題でした。earth treeは、これまで17校の学校を建設してきました。そして、子どもが学ぶ場と大人が働く場を一体化させています。カンボジアで30人しかいないプロの竹建築職人から技術を学び、竹建築の知識や技術が広がるように取り組んでいます。現地の資源を活かした自然素材雑貨ブランドの開発も行い、収益を生む仕組みをつくっています。まさに、イリイチが理想とした「道具を自律的に使いこなす」社会の実践です。earth treeは、支援者の関わり方も「コンヴィヴィアリティ」に設計されています。寄付はもちろん、竹製品や籐製品の購入、スタディツアーや親子ツアーへの参加、国内ボランティア、現地インターン、プロボノなど、関わり方が多様です。これは、earth treeが単なる「寄付を待つ団体」ではなく、多様な人々と多様な形でつながり、それぞれができることで村をつくる仲間を求めているからだと感じました。今回は寄付という形ではありますが、コンヴィヴィアリティな輪に加わり、カンボジアの村人たちと共に村をつくる仲間の一人になることができればと思います。

投票にあたり会員よりあがった理由の一部を抜粋し紹介いたします。

  • 「1人の1,000歩より、1,000人の1歩で」というフィロソフィーに共感したのでこちらに投票させていただきます。(三上遼) 

  • 「教育」と「雇用」二つの軸で子どもと大人の未来を支える。日本人とカンボジアの村の人々が力を合わせた"農村の成長"に期待します。(清水康裕)

  • コンヴィヴィアリティというテーマに一番しっくりくる活動内容だったため(日吉良太)

  • ビジョンマップがわかりやすくて素敵です。圧倒的な情報発信力に魅了されました。(熊谷友幸)

  • コンヴィヴィアリティな社会を目指すには、理想を掲げるだけでは足りない。もっと地に足がつき、血の通った、試行錯誤を伴う営みが必要なのだと思う。そこには、きちんと人の顔が見える実践がある。earth treeを応援します。(土田亮)

  • 創造力や人との繋がりを生む良い道具をつくるという点から、実際に竹や籐のモノづくりをされているearth treeさんの活動がテーマにもっとも沿っていると感じたため。使う人の創造性を引き出し様々な価値を生み出すことができる、楽器や調理器具のようなプロダクトを、私もいつか作ってみたいです。(瀧澤暁)

  • Convivialityのコアとは、課題感や合理性をも越えるような”ヒトなつっこい機嫌の良さ”だと個人的に考えています。カンボジアに移住された代表の方も含めて、earth treeからはそんな機嫌の良さを感じました。(小澤啓一)

  • 三団体の中で一番広がりを感じたのでearth treeを選びました。(漢那宗泰)

  • 各団体のHPを見て、ビジョンやキャッチコピーなどに惹かれた順に希望順序を選びました。earth treeの「1人の1,000歩より、1,000人の1歩で。」が特に印象に残っています。とはいえ、団体の掲げるビジョンに共鳴する/しないは受け手の価値観に拠るところが大きいため、このような観点から優劣をつけることは難しく、最終的には多数決による数の力となるか、賛同する人の影響力の強さとなるかなのだろうなと感じています。(栖原志歩)

  • 1位の団体のことを以前から知っており(制作された映画に関するお話を聴いたことがありました)、シンプルに応援したい気持ちであることでひとまず一票です。いずれの団体も、イマココを大事にしていると感じます。コンヴィヴィアリティを生み出すのは手触り感のある活動なんだなと改めて思いました。自分や相手のかけがえのなさを実感できる営みが、持続していきますように。(鈴木瞳)

  • マンスリーサポータがたくさんいるような団体を除いて、多くのNPOでは、寄付総額の大半を上位1〜2割の寄付者が支えている構造が見られるように感じます。その中で、多くの個人から寄付を集める意味って何だろうと、ちょうど考えていたところでした。ウェブサイトにあった「一人の1000歩より、1000人の一歩」という言葉が、今回の投票理由です。メンバーの方に知り合いがいることもありますが、着実に活動を積み重ねている信頼できる団体さんだと感じています。(吉見新)

  • 「寄付を待つ団体」ではない点に惹かれました。

  • 当サイトの大切にしていることの中で、「1人の1,000歩より、1,000人の1歩」とあった。毎回こういう視点に触れた時に思うことは、どちらも大事だなと。ただ、相反する視点や意識だなと。そう感じる。
    iPhoneがこの世の中にマストで必要かと問われるとそうでもないかと思うが、このテクノロジーが生み出す将来のエネルギーは膨大なものではないかと思うとそれも大切な気がしてくる。だから人間の進歩って大事だなと思うし、進歩だけに囚われても良くないなとも思うし。
    個人的にはどちらの視点も大事にしていきたいと思う。そういう環境にいることができている以上は。彼らにとっては1,000歩になるような環境を作り多くの人に届けたいと考えることに共感できる。(赤熊純)

  • まさにコンヴィヴィアリティな活動だと思い、推薦します。(古賀翔子)

  • 第一希望、第二希望でとても迷いましたが、最近手作りのものに対しての私的な関心が高まっているのでearthtreeにしました。竹建築が美しいです。...と思いつつ、時間がないとホームページのきれいさとか、写真の美しさなどビジュアルの影響を受けて判断してしまっていることになんとも言えない気持ちにもなります。(内藤万裕)

  • カンボジアの学校で学んだ人が、日本で活躍することを願って。(菅野恒在)

  • ECとか現地ツアーとかプロボノとか現地ボランティアとか全方位で活動されている点がいいなと思ったのと、国際支援が厳しくなっている世界情勢だと思っているのでその応援も込めて。(桂大介)

  • 国内の問題に囚われがちななか、世界にやさしくなる想像力をいただけた投票先だと感じました。(横山詩歩)

  • 多くの子供の教育に使われるお金になると、その後の世界が良くなるのに貢献できると思いました。また、国際情勢が混とんとする中で、日本の味方になってくれる国や仲間を増やすのは将来の日本のためになるということも意識しました。(伊藤慎悟)

  • 自分だけで探していたら寄付しない、関わりを持たなそうな団体だと思い投票しました。いつもは難しく考えてしまいがちなのですが、このあっけらかんとした雰囲気が、今の時代に必要なのかなと感じました。勝手に遠くの知らない誰かに流れる寄付ができるくらい心に余白を持っておきたいと思いました。あと、別観点ですが、このように竹の活用事例が増えることは、日本の竹害対応にも周り回って寄与するかもしれないので、国の内とか外とか関係ないよなと。(東詩歩)

  • 今回は、村にロマンを感じてしまいました。行けるのであれば、行く方がいらっしゃいましたら、3箇所ともぜひ行ってみたい・・・😌💓(せたゆうか)

  • 「カンボジア」という場所が持つ特異性。カンボジアには、ポルポト政権で全てが0になり、知識人もいない状況からみんなで模索しながら再興してきた土壌がある。その過程では、日本の大学生の学校建設ボランティアのように、国外の方が自然と巻き込まれていく。再興のうねりの中にコンヴィヴィアリティが見られる。カンボジアの共生社会の中に、もしかしたら私もいたかもしれない。そう思わせる余白、受け入れる土壌がある。みんなで作り上げるという土壌に価値を感じ、応援したいと思った。(村瀬昌礼)

  • 悩みましたが今回は国際協力という気分。(佐々木優)

  • 新しい村が生まれつつあるという機会に、少しでも応援できるならと思いました。(家村吏慧子)

新しい贈与論は今後も共同贈与という形の寄付を毎月続けて参ります。ご興味のある方はぜひご参加ください。



運営

法人名     一般社団法人新しい贈与論
代表理事    桂大介
設立      2019年8月1日
ウェブサイト  https://theory.gift
連絡先     info@theory.gift
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 「新しい贈与論」は寄付や贈与についてみなで学び、実践してゆくコミュニティです。オンラインの交流をベースに、時折イベントや勉強会を開催します。個人主義や交換経済が蔓延り、人間や人間的関係がますます痩せ細ってゆく現代において、今一度、贈与という観点から社会について考え行動する場をつくりたいと思います。