会員インタビュー|不思議なコミュニティへ自分を投じてみるという体験

加藤めぐみさん

“「新しい贈与論」は、世の中の多様な問題、多様な善意、多様な事情、多様な思想に触れることができる場所だと思います。雨垂れのような刺激を求めている方に、入会をおすすめします。”

と答えてくださった加藤さんは、「いいことをするため」に加入するという感覚というよりは、「新しい贈与論というコミュニティそのものに惹かれて」入会を決めたそうです。


■「社会との偶然のつながり」を求めて

2020年6月、新型コロナウィルスの一度目の緊急事態宣言が明けた頃に第四期の募集があり、「前から気になっていたけれど今かな」という気持ちになりました。

当時は、緊急事態宣言が明けたといっても先行きが不透明で、人と会うこともほとんどなく、うまく言えませんが「社会との偶然のつながり」に飢えていました。募集のお知らせに "新たに寺子屋という学び舎を発足。有志の参加者がオリジナル・テキストをベースにして、効果的利他主義や贈答文化について学んでいます。" という案内があったことにも心惹かれました。


■寄付は、必ずしも、社会貢献のためでなくてもいい

新しい贈与論に入会する前は、「社会貢献意識が高くていろいろな実践をされている方ばかりが集まっているのだとすると、知識も寄付経験もほとんどない普通の会社員の私が交じるのは場違いでは......」という不安が多少ありました。入ってみると、実際に社会貢献活動を活発にされている方も多くいらっしゃいましたが、特段肩身が狭い思いをすることもなく、居心地良く参加できています。

また、これまで、ほとんど寄付をしたことはありませんでしたが、実際に毎月寄付をしてみると、自分の寄付の傾向が少しずつ見えてきました。①すごく共感するというもの②こういう問題があったのか、知らなかったというものに大別される気がします。

さらに、お題制*になってからは、「こういう解釈だったか、うまい!」という感覚があったものに投票することもありますね。これは、共同贈与という縛りがあるからこそ、生まれる寄付感覚なのかなと思います。


*お題制:毎月の投票先の推薦の際に、運営側から、このようなテーマはどうですかというお題が発表されます。あくまでも、テーマは推薦先を考える手すりのような存在であり、強制的なものではありません。


■入会に興味がある方へ

「新しい贈与論」は、世の中の多様な問題、多様な善意、多様な事情、多様な思想に触れることができる場所だと思います。雨垂れのような刺激を求めている方に、入会をおすすめします。


Author:東詩歩